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聴いてみなくちゃはじまらない 『超レア作曲家事典』 Presented by Naxos Japan
第4回 / エーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルト - Erich Wolfgang Korngold (1897-1957)
2023年4月10日配信開始~5月12日配信終了予定
世界最大のクラシック・レーベル、Naxos(ナクソス・ジャパン)との提携により、今まで聴く機会が少なかった作曲家の珍しい作品をご紹介していきます。

第4回は、近年日本でも人気が高いエーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルトの作品をお届けします。

【プレイリスト】
1.弦楽四重奏曲第1番 イ長調 Op. 16 - I.
String Quartet No. 1 in A Major, Op. 16 - I. Allegro molto
ティペット四重奏団
Tippett Quartet 07:31

2.弦楽四重奏曲第2番 変ホ長調 Op. 26 - II.
String Quartet No. 2 in E-Flat Major, Op. 26 - II. Intermezzo: Allegretto con moto - Molto più mosso
ティペット四重奏団
Tippett Quartet 03:37

3.弦楽四重奏曲第2番 変ホ長調 Op. 26 - IV.
String Quartet No. 2 in E-Flat Major, Op. 26 - IV. Waltz (Finale): Tempo di Valse
ティペット四重奏団
Tippett Quartet 05:27

4.弦楽四重奏曲第3番 ニ長調 Op. 34 - III.
String Quartet No. 3 in D Major, Op. 34 - III. Sostenuto: Like a Folk Tune - Poco più mosso - Appassionato - Molto meno. Dolce - Tempo I
ティペット四重奏団
Tippett Quartet 07:44

5.ロビン・フッドの冒険 - Main Title - Muted Fanfare
The Adventures of Robin Hood - Main Title - Muted Fanfare
ウィリアム・ストロンバーグ (指揮)/モスクワ交響楽団
William Stromberg (Cond.), Moscow Symphony Orchestra 01:52

6.ロビン・フッドの冒険 - Flirt - Feast - Poor People's Feast – Gold
The Adventures of Robin Hood - Flirt - Feast - Poor People's Feast – Gold
ウィリアム・ストロンバーグ (指揮)/モスクワ交響楽団
William Stromberg (Cond.), Moscow Symphony Orchestra 05:59

7.組曲 Op. 23 - 第1曲 前奏曲とフーガ(Kräftig und bestimmt)
Suite, Op. 23 - I. Präludium und Fuge: Kräftig und bestimmt
スペクトラム・コンサーツ・ベルリン
Spectrum Concerts Berlin 08:24

8.ピアノ五重奏曲 ホ長調 Op. 15 - I.
Piano Quintet in E Major, Op. 15 - I. Mäßiges Zeitmaß, mit schwungvoll blühendem Ausdruck
スペクトラム・コンサーツ・ベルリン
Spectrum Concerts Berlin 11:11

9.ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op. 35 - I. モデラート・ノービレ
Violin Concerto in D Major, Op. 35 - I. Moderato nobile
フィリップ・クイント (ヴァイオリン)/カルロス・ミゲル・プリエト (指揮)/ミネリア交響楽団
Philippe Quint (Vln), Carlos Miguel Prieto (Cond), Mineria Symphony Orchestra 08:51

10.付随音楽「から騒ぎ」 Op. 11 - 序曲
Viel Lärmen um Nichts (Much Ado about Nothing), Op. 11 - Ouvertüre
クラウス・ジモン (指揮)/ホルスト・シンフォニエッタ
Klaus Simon (Cond.), Holst-Sinfonietta 05:31

11.付随音楽「から騒ぎ」 Op. 11 - 第3幕 第1場 間奏曲
Viel Lärmen um Nichts (Much Ado about Nothing), Op. 11 - Act III Scene 1: Intermezzo
クラウス・ジモン (指揮)/ホルスト・シンフォニエッタ
Klaus Simon (Cond.), Holst-Sinfonietta 02:34

(AUDIO/108分)


【解説】
20世紀初頭のオーストリアで"神童"として次々と作品を発表、脚光を浴びたエーリヒ・ヴォルフガング・コルンゴルトの3つの弦楽四重奏曲を中心に、人気作品である劇音楽「から騒ぎ」やアカデミー賞作曲賞に輝いた「ロビン・フットの冒険」などをまじえてお届けします。 前述の他にも、戦争で右手を失ったピアニスト、パウル・ヴィトゲンシュタインのために書かれた『組曲』や、伸びやかな旋律と厚みのあるハーモニーが魅力的な「ピアノ五重奏曲」、近年再評価が著しい「ヴァイオリン協奏曲」を含み、早熟の天才がハリウッド映画のオーケストラ音楽の基礎を築くキャリアを俯瞰できるプレイリストとなっています。

リンク先:https://naxosjapan.lnk.to/8574428

聴いてみなくちゃはじまらない 『超レア作曲家事典』 Presented by Naxos Japan
第3回 / アントン・ルビンシテイン - Anton Rubinstein (1829-1894)
2023年3月10日配信開始~4月10日配信終了
世界最大のクラシック・レーベル、Naxos(ナクソス・ジャパン)との提携により、今まで聴く機会が少なかった作曲家の珍しい作品をご紹介していきます。

第3回は、フランツ・リストと並び称されるほどの名ピアニストだったアントン・ルビンシテイン。作曲家としても、数多くの作品を残しています。今回は、ピアノ作品の中から、聴く機会の少ない作品を集めました。

【プレイリスト】
1.6つの前奏曲 Op. 24 - 第1番 変イ長調
6 Preludes, Op. 24 - No. 1 in A-Flat Major
マーティン・カズン (ピアノ)
Martin Cousin (Piano) 06:01

2.6つの前奏曲 Op. 24 - 第4番 ロ短調
6 Preludes, Op. 24 - No. 4 in B Minor
マーティン・カズン (ピアノ)
Martin Cousin (Piano) 05:48

3.6つの練習曲 Op. 81 - 第6番 変ホ長調
6 Études (Studies), Op. 81 - No. 6 in E-Flat Major
マーティン・カズン (ピアノ)
Martin Cousin (Piano) 06:51

4.3つの小品 Op. 16 - 第1曲 即興曲
3 Pieces, Op. 16 - No. 1. Impromptu
セルジオ・ガッロ (ピアノ)
Sergio Gallo (Piano) 04:09

5.3つのカプリース Op. 21 - 第2番 アレグロ
3 Caprices, Op. 21 - No. 2. Allegro
セルジオ・ガッロ (ピアノ)
Sergio Gallo (Piano) 05:39

6.2つの小品 Op. 28 - 第2曲 カプリース
Pieces, Op. 28 No 2. Caprice
セルジオ・ガッロ (ピアノ)
Sergio Gallo (Piano) 07:58

7.舞踏会 Op. 14 - 第2曲 ポロネーズ
Le Bal (The Ball), Op. 14 - No. 2. Polonaise
ウォーレン・リー (ピアノ)
Warren Lee (Piano) 08:16

8.舞踏会 Op. 14 - 第10曲 夢(Andante)
Le Bal (The Ball), Op. 14 - No. 10. Le rêve: Andante
ウォーレン・リー (ピアノ)
Warren Lee (Piano) 09:01

9.3つのセレナード Op. 22 - No. 3. Allegretto con moto
3 Serenades, Op. 22 - No. 3. Allegretto con moto
チェン・ハン (ピアノ)
Han Chen (Piano) 09:01

10.2つのメロディ Op. 3 - Melody No. 1 in F Major
2 Melodies, Op. 3 - Melody No. 1 in F Majo
ジョセフ・バノウェツ (ピアノ)
Joseph Banowetz (Piano) 03:46

(AUDIO/72分)


【解説】
ロシア出身のアントン・ルビンシテインは、ピアニストとしてフランツ・リストと並ぶ名声を誇るとともに、協奏曲を含む数多くのピアノ曲を書き上げ、人気作曲家として世界中にその名を轟かせました。ロシア音楽に多大な貢献をしたにもかかわらず、ドイツ・ロマン派の流れを汲む保守的な作風は当時全盛を誇っていた「ロシア5人組」に受け入れられることがなく、賛否両論を巻き起こした彼の作品は次第に忘れられてしまいました。しかし、近年再評価が進み、交響曲や歌曲などの録音が増えています。

今回は、クララ・シューマンに献呈された「6つの前奏曲」や、ルビンシテインの高い技術と音楽性、そして彼自身の手の大きさがうかがえるダイナミックな「6つの練習曲」、せわしないモティーフが印象的な「即興曲 Op.16 No.1」など、決して大仰にならず、かつ一筋縄ではいかない工夫の凝らされた楽曲を中心に、録音希少なピアノ作品を。そして最後に最も有名と思われる通称〈へ調のメロディー〉をお聴きいただきます。

リンク先:https://open.spotify.com/album/0YCcbSZzhK6SQCWjbxejHH

聴いてみなくちゃはじまらない 『超レア作曲家事典』 Presented by Naxos Japan
第2回/アーノルド・バックス - Arnold Bax (1883-1953)
2023年2月10日配信開始~3月10日配信終了
世界最大のクラシック・レーベル、Naxos(ナクソス・ジャパン)との提携により、今まで聴く機会が少なかった作曲家の珍しい作品をご紹介していきます。

第2回は、今年生誕140年、没後70年を迎えるアーノルド・バックス - Arnold Bax (1883-1953)を特集します。

【プレイリスト】
1.朝の歌「サセックスの五月」
Morning Song, "Maytime in Sussex"
アシュリー・ウォス (ピアノ)/ジェイムス・ジャッド (指揮)/ボーンマス交響楽団
Ashley Wass (Piano), Bournemouth Symphony Orchestra, James Judd (Cond.)   07:01 (Timecode / 00:00~ )

2.クラリネット・ソナタ - II. Vivace
Clarinet Sonata - II. Vivace
ニコラス・コックス (クラリネット)/イアン・バックル (ピアノ)
Nicholas Cox (Cla),  Ian Buckle (Piano)   05:04 (Timecode / 07:07~ )

3.交響詩「妖精の丘に」
In the Faery Hills
デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ (指揮)/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
David Lloyd-Jones (Cond.), Royal Scottish National Orchestra  15:04 (Timecode / 12:08~ )

4.ハルダンゲル
Hardanger
アシュリー・ウォス (ピアノ)/マーティン・ラスコー (ピアノ)
Ashley Wass (Piano), Martin Roscoe (Piano)  3:30 (Timecode / 27:13~ )

5.交響曲第2番 - II. Andante
Symphony No. 2 - II. Andante
デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ (指揮)/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
David Lloyd-Jones (Cond.), Royal Scottish National Orchestra  12:13 (Timecode / 30:39~ )

6.管弦楽のための自然詩「幸福の森」
The Happy Forest
デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ (指揮)/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
David Lloyd-Jones (Cond.), Royal Scottish National Orchestra  9:35 (Timecode / 42:52~ )

7.交響曲第7番 - I. Allegro
Symphony No. 7 -  I. Allegro
デイヴィッド・ロイド=ジョーンズ (指揮)/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団
David Lloyd-Jones (Cond.), Royal Scottish National Orchestra  14:54 (Timecode / 52:24~ )

8.水仙を持った少女
The Maiden with the Daffodil
アシュリー・ウォス (ピアノ)
Ashley Wass (Piano)  4:20 (Timecode / 01:07:11~ )
(AUDIO/72分)


【解説】
2023年に生誕140年、没後70年となるアーノルド・バックス。7つの交響曲や多くの魅力的な交響詩からのピックアップと、それらの壮大さとは趣の異なる器楽作品をチョイスしたプレイリストです。NAXOSレーベルに数多くの英国音楽を録音し、昨年6月に逝去した指揮者のロイド=ジョーンズを追悼する意味も込めてお送りします。

数多くの交響曲が書かれた19世紀末から20世紀半ばのイギリスにあって、バックスはケルト文化の影響を感じさせる神秘的・幻想的な作風で根強い人気があります。
ロンドンに生まれたバックスはW.B.イェーツの『ケルトの薄明』に接してアイルランドとケルト文化に魅了され、ダブリンに移り住んで当地の文学サークルで活動したこともあります。

バックスのケルトへの関心は自然崇拝や妖精物語、民間伝承や神話といった精神的なもの、世界観へ向けられ、後にアーサー王伝説や北欧神話にも広がってゆきます。彼の交響詩や交響曲の多くはそのような関心が育んだ自然現象や伝説の幻想的な表現で、そこでは静まり返った森、荒れ狂う海、古代遺跡が誘う夢想などが、練達の管弦楽法により、時に印象派音楽、時に映画音楽のような効果を伴って描き出されています。

オペラ指揮者としても高く評価されていたデイヴィッド・ロイド=ジョーンズ(1934-2022)が指揮するロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団の演奏は、ダイナミックで意欲的なもの。『グラモフォン』誌など、英国内外で高く評価されています。

リンク先:https://naxosjapan.lnk.to/8507014

聴いてみなくちゃはじまらない 『超レア作曲家事典』 Presented by Naxos Japan
第1回/ヒューゴ・アルヴェーン Hugo Emil Alfvén (1872〜1960)
2023年1月13日配信開始~2月10日配信終了
世界最大のクラシック・レーベル、Naxos(ナクソス・ジャパン)との提携により、今まで聴く機会が少なかった作曲家の珍しい作品をご紹介していきます。

第1回は、ヴィルヘルム・ステーンハンマルと並び、近代スウェーデンを代表する作曲家、ヒューゴ・アルヴェーン Hugo Emil Alfvén (1872〜1960)を特集します。抒情的なメロディーと、情緒豊かな和声に彩られた作品の数々をお楽しみください。

【プレイリスト】
1. 組曲「山の王」 Op. 37 - 4. 羊飼いの少女の踊り (4:03)
2. スウェーデン狂詩曲第1番「夏至の徹夜祭」Op. 19 (3:29)
3. バレエ組曲「放蕩息子」 - 6. ポルカ (2:14)
4. バレエ組曲「放蕩息子」 - 7. フィナーレ:ポルスカ (2:49)
5. 組曲「グスタフ・アドルフ2世」 - エレジー (5:21)
6. 交響曲第1番 ヘ短調 Op. 7 - I. Grave - Allegro con brio (3:17)
7. 交響曲第2番 ニ長調 Op. 11 - III. Allegro (5:52)
8. 交響曲第3番 ホ長調 Op. 23 - II. Andante (10:39)
9. 祝典序曲 Op. 52 (10:04)

ニクラス・ヴィレーン (指揮) ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団(1,6,8)
オッコ・カム (指揮) ヘルシンボリ交響楽団 (2,5)
ニクラス・ヴィレーン (指揮) アイルランド国立交響楽団(3,4,7,9)

【解説】
ヒューゴ・アルヴェーンはステーンハンマルと並ぶ近代スウェーデンを代表する作曲家です。1872年にストックホルムに生まれ、1887年から91年まで王立音楽大学でヴァイオリンを専攻し、並行して作曲のプライベート・レッスンも受けました。在学中の1890年から王立歌劇場のヴァイオリン奏者としても活動。その後、 ヨーロッパでヴァイオリンと指揮を学び、帰国後の1910年にはウプサラ大学の音楽監督に就任、同時に世界屈指の男声合唱団オルフェイ・ドレンガーの指揮者を37年間にわたって務めるなど、指揮者としても活躍しました。

アルヴェーンの交響曲第1番が書かれたのは1897年。その作曲家としての活動の大半は20世紀ですが、彼は調性に基づく後期ロマン派のスタイルによる 作品を書き続けました。そのため保守的な作曲家と見なされたこともありますが、抒情的なメロディと情緒豊かな和声に彩られた作品群は親しみやすく、時代を越えた魅力をもっています。特にスウェーデン狂詩曲第1番『夏至の徹夜祭』はパーシー・フェイスやマントヴァーニがカバー。日本でもNHK「みんなのうた」で「風のくれたひみつ(スウェディッシュラプソディ)」として発表されたこともあります。アルヴェーンは水彩画を得意とし、画家として身を立てようとした時期もありました。アルヴェーンの音楽が北欧の自然や情景を想起させるのは、そのような才能と無関係ではないのでしょう。

ちなみに、アルヴェーンの甥ハンネス(ハンス)は1970年にノーベル物理学賞を受賞しました。アルヴェーンの「祝典序曲 Op.25」(*) はノーベル賞の授賞式におけるレパートリーの一つとなっているので、その折にも演奏されたのかもしれません。

(*) ここで選曲した Op. 52 とは別の作品で、リンク先の商品等に収録されています。
(AUDIO/68分)

リンク先:https://naxosjapan.lnk.to/NYCX-10361
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