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聴いてみなくちゃはじまらない 『超レア作曲家事典』 Presented by Naxos Japan
第6回 / カール・ツェルニー Carl Czerny (1791-1857)
2023年6月16日配信開始~7月14日配信終了
世界最大のクラシック・レーベル、Naxos(ナクソス・ジャパン)との提携により、今まで聴く機会が少なかった作曲家の珍しい作品をご紹介していきます。 第6回は、ピアノ練習曲の作曲家として広く知られているツェルニーの、世界初録音!超レア曲をお届けします。

【プレイリスト】
ピアノ・コンチェルティーノ ハ長調 Op. 78 -
 1. Allegro 11:53
 2. Andantino con moto 12:39
 3. Rondo a la Polacca  9:49

4. ピアノ・コンチェルティーノ ハ長調 Op. 210 2:37

5. アンダンテとロンド Op. 213 - Andante grazioso  2:45

6. ウォルター・スコットの小説「ヴェイヴァリ」によるロマンティックな幻想曲 第1番 Op. 240 20:16 *

ローズマリー・タック (ピアノ)/イギリス室内管弦楽団/リチャード・ボニング (指揮)
ワン・ペイイ (ピアノ)/サミュエル・ギンガー (ピアノ)*

(AUDIO/59分)


【全曲世界初録音! カール・ツェルニー再評価の機運を感じているみなさんへ】
現在ではピアノ練習曲の作曲家として知られるカール・ツェルニーは、ベートーヴェン、クレメンティ、フンメルの弟子で、リストの師。19世紀のウィーンにおいてファッショナブルな作品で高い人気を誇り、数多くの練習曲で新しいピアノ演奏の技術を開発することで名声を得ていました。

彼は非常に謙虚な人柄であり、演奏技術の改良も「尊敬するベートーヴェンのソナタを弾くため」に行われたものでした。そのために彼が残した数多くのピアノ曲は、どれも高度な技術が用いられた演奏困難なものであり、ショパン作品よりも難しいとされる曲もあります。しかしツェルニー自身が宣伝しなかったため、そのほとんどが忘れられてしまいました。最近になってようやく、演奏機会が増えてきたこともあり、独自の作風が見直されています。

1824年のピアノ・コンチェルティーノ Op. 78 はディアベリ社から出版された明るく軽快な作品です。第1楽章の上昇する音階はいかにも練習曲風ですが、第2楽章はモーツァルトの第21番の協奏曲の緩徐楽章を思わせる美しい旋律に満たされており、ポロネーズのリズムが楽しい第3楽章で締めくくられます。

リンク先:https://open.spotify.com/intl-ja/album/195cdsfBtqwneyAHSWxqeu

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