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シリーズ第13回はイタリアの作曲家、ジョヴァンニ・ズガンバーティが登場します。
ワーグナーを敬愛し、リストとも親交を結んだズガンバーディは、イタリア・オペラ絶頂期に、あえて室内楽曲や管弦楽曲を作曲し、「イタリア器楽曲のルネッサンス」とも言える潮流を創り上げました。リストやワーグナーの影響を感じさせるドイツ風の重厚さに加え、イタリア風の歌心が調和した魅力的な作品の数々をお楽しみください。
【プレイリスト】
1, シンフォニア・フェスティヴァ(祝典序曲)
ピアノ協奏曲 ト短調 Op. 15
2. II. Romanza: Andante sostenuto
シンフォニア・エピタラミオ(婚礼の交響曲)
3. 第1部 教会にて(前奏曲と賛歌)
4. 第2部 庭にて(民衆の祭りと夜想曲)
5. 第2部 庭にて(再興と子供たちの笑い声)
交響曲第1番 ニ長調 Op. 16
6. I. Allegro vivace, non troppo
7. IV. Serenata: Andante
8. V. Finale: Allegro con fuoco
ローマ交響楽団/フランチェスコ・ラ・ヴェッキア (指揮) ① ③-⑧
マッシミリアーノ・ダメリーニ (ピアノ)/ローマ交響楽団/フランチェスコ・ラ・ヴェッキア (指揮) ②
ジョヴァンニ・ズガンバーティは、イタリア人の父とイギリス人の母のもとにローマで生まれ、父の死を機にトレーヴィに移住、ここで歌手、指揮者として活躍しました。ワーグナーを敬愛していた彼は、1860年にローマに戻り、当時イタリアで演奏されることが稀であったドイツ音楽の普及に力を尽くしました。またフランツ・リストとも親交を結んだことでも知られています。
この頃のイタリアはオペラが絶頂期を迎えていて、数々の名作が生まれていたのですが、ズガンバーティはあえて室内楽や管弦楽作品を作曲し、「イタリア器楽曲のルネサンス」とも言える潮流を創り上げたのです。何しろ当時のイタリアはベートーヴェンの英雄交響曲ですら、演奏されたことがなかったのですから……。そんな彼の音楽には、紛れもなくリストとワーグナーの影響が見て取れ、どれもドイツ風の重厚さとイタリア風の歌心が調和した魅力的な音楽となっています。
このセレクションでは、優れたピアニストでもあったズガンヴァーティの技巧がうかがえる華麗な「ピアノ協奏曲」と、短いながらも、ベートーヴェンの第7交響曲を彷彿させる舞踏的な性格を持つ「シンフォニア・フェスティヴァ」、1888年にサヴォイア公アマデオの結婚式で演奏された「シンフォニア・エピタラミオ(婚礼の交響曲)」、地中海のさわやかな風を思わせる交響曲第1番からそれぞれ抜粋でお楽しみいただけます。
演奏はいずれもフランチェスコ・ラ・ヴェッキアが指揮するローマ交響楽団(ピアノ協奏曲はマッシミリアーノ・ダメリーニの独奏)の演奏です。
リンク先:https://open.spotify.com/intl-ja/album/6WGP4cyYKaj8Awrzt7UBWf?si=c2xvLMBqSQmSfj1ptaqf9A&nd=1&dlsi=1e33c06e66ef4b92